しばらく雨が続いたおかげで生き生きと成長し、あたり一面を黄色に染め上げている小さな花々を、フランコは日が暮れる前に摘んでいきます。グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラで供されている彼の名を冠した料理、季節のハーブや野菜が並ぶ「フランコのサラダ」に、このタンポポの花びらが添えられることもあります。フランコは野草や花々でいっぱいになった籐のかごを抱え、料理長カリメ・ロペスのキッチンへ定期的にやってきます。トスカーナ地方で1年を通じて彼が集める草花は100種類近く。いちばんお気に入りの採集スポットは、ある老紳士が教えてくれた秘密の場所で、フィレンツェの南方に位置する中世の雰囲気が残る町、サン・ドナート・イン・ポッジョにある彼の自宅からほど近いところにあります。フランコはまた『Erbe selvatiche. Ricerca, riconoscimento e raccolta(野と山の植物 – 探し方、見分け方、採り方)』という本の著者でもあります。野草や山菜採集の知識をまとめたこの本は、グッチ ガーデン ブックストアでもお買い求めいただけます。「フランコのサラダ」は、アートディレクターやアーティストとしても活躍しているフォトグラファー、マックス・ジーデントップ
@maxsiedentopf が撮影しました。
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