Yves Tumorは、アンビエントな電子音楽にソウルなボーカルをミックスした自らの音楽と同様に、ミステリアスな存在です。
音楽のことは音楽それ自体に語らせるために、表舞台に出ず、正体を明かさないアーティスト。今はYves Tumorを名乗っています。
グッチのアイウェアをフィーチャーした音楽とアートのコラボレーション プロジェクト #GucciGig のために、彼は映像作家Jordan Hemingwayと組んでビジュアルとムービーを制作しました。グッチのアビエーター サングラスを着用したYvesにペイントを施し、シャープなグレーイエローのライトを浴びせて撮影した作品は、まるでノイズを含んだ電波が空気中を伝わって彼の音楽へ移ろっていくかのよう。JordanはYvesを、ポップアートのアイコンを思わせるレッド&グリーン&ブルーのイメージに変化させています。ディスコのミラーボールはパーティーの定番ですが、その色合いは世界の終わりを彷彿とさせます。
Yves Tumorの最新アルバム『Safe in the Hands of Love』は、曲の途中で別の曲が流れ込んでは消えていったり、テレビの深夜放送を見ている音が入っていたりと、まるで映画のような構成になっています。サンプラーやフィルターを実験的に駆使しながら、ループとサンプリングの組み合わせをベースにした音楽を生み出していくYvesは、ほぼすべてを自作自演するライブ パフォーマンスを行っています。
その音楽は終末を思わせる雰囲気に満ちていますが、かといって希望がないわけではありません。Jordanが作り上げた映像も同じ世界を感じさせます。美は、どんなに過酷な状況であっても存在しているのです。
— Kyle Chayka
Yves Tumorが #GucciGig のために作成したプレイリスト「Music for Disassociating」を、グッチの新しい Spotifyアカウントでお聴きください。
視聴はこちらから
on.gucci.com/YvesTumorGucciGigPlaylist Extra Credits: ‘Economy of Freedom’ by Yves Tumor and Croatian Amor. Courtesy of Warp Records and Warp Publishing
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