グッチ2020年クルーズ コレクションのバックステージにて、マルチアーティストのショーン・ヴェジェッツィ(Sean Vegezzi)が見出したのは、普段は注目されない独特の美意識でした。
「このショートフィルムにはグッチ2020年クルーズ コレクション ファッションショーの警備員たちが登場し、ふとしたことがきっかけで美をめぐるウィットに富んだやりとりに加わります。モデルたちが警備員たちと交流することで、批評家として普段は脚光を浴びることがないこの人々に、自らの美意識をシェアする場がもたらされるのです」とショーン・ヴェジェッツィは語りました。
「警備員という存在は、芸術が生まれる場へ自由に出入りできるだけではなく、観る人と観られる対象や空間との関わり合いに立ち会う人々でもあります。我々が見落としてきたかもしれない何かを見つけているかもしれません。他の人々が美しいと思うものを、どう捉えているのでしょうか」
さまざまな時間が交歓し合うかのような感覚を表現するために、幅広い手法で撮影された本作。美という概念を思いがけなくも独特な視点から捉えることで、あらゆる人を懐深く受け容れて勇気づける作品に仕上がっています。
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