古典芸術の表現をベースにデジタルのテクニックを融合させたイグナシ・モンレアルのアートワークには、古代と現代、そして時には極めてシュールなテーマが交錯しています。
スマートフォンをチェックしながら馬にまたがる騎士、ミラノのグッチ本社の駐車場で翼を休めるペガサス、雲の上で釣りを楽しむ女性たち。 これらの広告ビジュアルを描いた若きアーティスト、イグナシ・モンレアルとグッチとのクリエイティブなコラボレーションは、2015年に開催された第1回 #GucciGram プロジェクトからスタート。そこで彼は、〔GGカレイド〕や〔GGブルームス〕のパターンを背景に天気予報やコマーシャルを告げるレトロな女性キャスターを描きました。その作品は後に、フィレンツェのピッティ宮殿内で行われた2018年クルーズ コレクションのショーに登場したTシャツにプリントされています。 さらに、アレッサンドロ・ミケーレ初のフレグランス〔グッチ ブルーム〕の誕生を祝して、ニューヨークのラファイエット・ストリートとミラノのラルゴ・ラ・フォッパで展開されたグッチ アートウォールに、イグナシ・モンレアルによる壁画が出現しました。この壁画についてイグナシは「イタリアのルネサンスに想を得て、ラテン語で『心地よき場』を意味する‘Locus Amoenus’(ロクス・アモエヌス)の世界を表現しました。そこは都会から逃避するためのエデンの園のように美しい理想郷です。壁画の下部のテーブルには、フィレンツェの貴石加工所博物館で目にしたモザイク装飾を描きました。このモザイクは‘pietre dure’と呼ばれる、大理石と貴石を使った伝統的な技法です」と語っています。
2017年のホリデーシーズンには、イグナシ・モンレアルとグッチは、神々やタイタンの物語をテーマに革新的なキャンペーンを展開。イグナシは、ギリシャ神話や錬金術のコードをリアルな場所を融合させ、まるでアートブックのようなグッチのギフトギビング ブックも完成させました。
そして、2018年春夏コレクションの広告ビジュアルでは、グッチの折衷主義をアートで表現した「Gucci Hallucination」を発表。ジョン・エヴァレット・ミレー作『オフィーリア』(1852年)をはじめとする古典絵画を思わせる幻想的なシーンに、美しいカラーやプリントに彩られたグッチの最新コレクションをまとった人物たちが描き出されています。またイグナシ・モンレアルは、それらの作品が展示された空想上のグッチ アートギャラリーのキュレ-ターを自らが務めるという、アイロニックなビデオに登場しています。
「Gucci Hallucination」のシュールでカラフルなアートワークがプリントされたTシャツとスウェットシャツが今シーズンの限定アイテムとして登場します。それぞれにエディションナンバー入りのラベルが付き、イグナシ・モンレアルのアートワークをフィーチャーしたスペシャルパッケージでお届けします。
詳細を見る
^
クリップボードにコピー