Friezeとのコラボレーションにより制作される4部作のフィルムシリーズ『Second Summer of Love』。その最新作であるジョシュ・ブラーバーグ監督によるドキュメンタリー『Distant Planet: The Six Chapters of Simona』を通して、イタロ・ディスコの世界を探ります。
1970年代後半、当時の通貨リラとドルの為替レートの関係で、イタリアではアメリカのレコードを輸入することが難しくなりました。その供給不足を補うために、多くのイタリアの音楽プロデューサーはオリジナルの作品を制作し、その中からはアメリカ音楽を模倣したものよりもずっと優れた音楽が生まれたのです。
このジャンルのスターたちはテレビにも登場し、振付師の指導も受けない自由なダンスとパフォーマンスを繰り広げました。ヨーロッパ中にファンを獲得したミュージシャンもいましたが、多くは無名のままに終わります。 ブラーバーグは、ドキュメンタリーとドラマの境界を曖昧にし、芝居気のある華やかさやレトロフューチャー的な希望が混在した世界を作り上げました。フィルムには、当時のイタロディスコの流行を実体験したファンやクラブオーナー、デザイナーといった実在の人物が登場し、彼らは現代のサウンドの中に隠れたイタロディスコのレガシーを追い求めます。このフィルムは、ニューヨークのソーホーにある Gucci Wooster 内のシネマスペース限定で、7月13日から20日まで1日4回上映されます。
Music: Loui$ - Pink Footpath
Written and Directed by: Josh Blaaberg
Produced by: Jacqueline Edenbrow and James Graley
Director of Photography: Jake Scott
Editor: Jason Bradbury
Costume Designer: Susie Coulthard
Starring: Simona Zanini, Fred Ventura and Alberto Stylòo
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