「甘い生活(La Dolce Vita)」
(1960 年作品、監督:フェデリコ・フェリーニ)
キャスト:マルチェロ・マストロヤンニ、アニタ・エクバーグ、アヌーク・エーメ、イヴォンヌ・フルノー
映画のあらすじ
公開当時から革新的との評価が高かったフェデリコ・フェリーニ監督の「甘い生活(La Dolce Vita)」は、世界の映画制作の状況を一変させた。映画は、ゴシップ記者のマルチェロ(マルチェロ・マストロヤンニ)が戦後のローマで「甘い生活」を求 めて送る7日間の夕方から夜明けをたどっていく。マルチェロは、退廃的な上流社会の生き方に翻弄され、裕福な愛人、スウェーデン人のセクシーな美女と享楽 の日々を送り、自暴自棄のガールフレンドとは息苦しいような家庭生活を送る。
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Photo credit: © Cineteca di Bologna / Reporters Associati
この映画の象徴的な映像、例えばローマの上空を飛ぶキリスト像や、イヴニングドレス姿でトレビの泉に入ってはしゃぐアニタ・エクバーグは、きらびやかで 退廃した社会を表現する忘れがたいスナップショットとなった。フェリーニは、オテッロ・マルテッリの才気あふれるモノクロ映像、ニーノ・ロータのジャズのメロディ、そしてマストロヤンニの最高の演技を見事に指揮している。作品には、映画の不合理と魔力、それに悲劇と美を見極める能力というフェリーニの多才さが詰め込まれている。
修復メモ
今回のデジタル復元は、デュポン社製のフィルムストックにトータル スコープ(2.35:1)で撮影されたオリジナルのカメラネガをもとに、4Kの解像度でスキャンすることから始められた。フィルムは、場所によっては腐食の跡が顕著で、フレームも、特に各リールのはじめの部分は損傷がひどく、黴の影響で修復が不可能な部分もあった。このような部分については、ラバンダー・ プリントをスキャンして代用した。
修復メモ
今回のデジタル復元は、デュポン社製のフィルムストックにトータル スコープ(2.35:1)で撮影されたオリジナルのカメラネガをもとに、4Kの解像度でスキャンすることから始められた。フィルムは、場所によっては腐食の跡が顕著で、フレームも、特に各リールのはじめの部分は損傷がひどく、黴の影響で修復が不可能な部分もあった。このような部分については、ラバンダー・ プリントをスキャンして代用した。
スキャニングが終わると、画像をデジタル処理により安定化させるとともに、染み、引っ掻き傷、目につく重ね継ぎなどの時の経過の痕を取り除き、きれいにし た。フィルムのオリジナルの輝きを取り戻すために、特別の注意を払いながらデジタルグレーディングを行った。このとき参照したのが、ヴィンテージコピーと、フェリーニのフィルム処理のエキスパート、ヴィンセンツォ・ベルツィーニが90年代に復元したポジコピーであった。この段階で、オテッロ・マルテッリの撮影助手だったエンニオ・グアルニエリの果たした役割はじつに大きかった。
オリジナル・サウンドは、ポジティブトラックのプリントの元となった35ミリのオプティカルサウンドを使ってデジタル処理によって復元された。この要素の復元が終わったところで、デジタル処理によるクリーニングと、ノイズリダクションが行われた、この復元の過程で、デュープネガと保存用の新しいサウンドトラックが作成された。同時に、デジタル復元の過程で作成されたすべてのファイルの完全なバックアップが、さまざまなデータ保存メディアを使って作成された。
オリジナル・サウンドは、ポジティブトラックのプリントの元となった35ミリのオプティカルサウンドを使ってデジタル処理によって復元された。この要素の復元が終わったところで、デジタル処理によるクリーニングと、ノイズリダクションが行われた、この復元の過程で、デュープネガと保存用の新しいサウンドトラックが作成された。同時に、デジタル復元の過程で作成されたすべてのファイルの完全なバックアップが、さまざまなデータ保存メディアを使って作成された。
今回の復元を担当したのはリマージネ・リトロヴァータのチネテカ・ディ・ボローニャで、THE FILM FOUNDATION、国立チネマトグラフィア・チネテカ実験センター、パテ、ジェローム・セドゥ-パテ財団、メドゥーサ・フィルム、パラマウント映画、チネチッタ・ルーチェの協賛を得た。
Photo credit: © Cineteca di Bologna / Reporters Associati






